男の部屋で寝た

2006年5月15日
何がどうなって、そんな流れになったんだろう…。
そうだ、一週間前くらいにゲームせぇへん?と誘われてOKしたんだった。次の日は休日だしいいか…と。仕事仲間で数少ない年齢の近い人で、単純にいい人だった。
煙草を吸うのは分かってたし、部屋だって1K。部屋の大きさは私と一緒だ、抵抗感なんてない。
仕事が終わって夜の7時くらいに駅まで行って、そっから自転車で迎えに来て貰った。

……楽しかった。話は弾むし、部屋はわざと薄暗くしてお香なんてものも炊いていたけどオシャレだった。
楽しかった。時間を忘れていた訳じゃなくても、自分から切り出す理由もなく相手から言ってくれるのを待っていたら…
終電がなくなっていた不思議。

0時。1時。2時。次第に怖くなっていく…。
男性と二人っきりでいるんだ、よく考えたら…何されても不思議じゃないのかなと。嫌いじゃない…けどだからって、されてもいいはずがない。
部屋が狭いからお互い平行に交差して寝た。
しかし会話は続く。相手が寝てくれない。だから私も眠れない。
「あー…恋人が欲しい」
そんなことを言うなバカ。私は内心焦る。
「てか何で出来ないのか不思議。モテそーなのに」
意識しない振りをする。怖い…。
…そんな時にメールが来た。
すがる思いでチェックすると、案の定彼女からだった。

0時を過ぎた辺りで何度かメールは着ていたけれど、まさかこんな時間まで起きて気にしてくれてたようで。
悪戯心で「男の部屋でお泊りすることになった」と返したら明らかに動揺した内容のメールが返ってきた。
私は胸が暖かくなる。そしてほっとする。
…フォローのメールを打って、今度こそ寝た。

こちらが何も気のない振りをすれば、何もなく朝は来た。
っていうか、私みたいなブスにそんなの期待するなという話。
私は翌日休日だったが、彼は普通に出勤。
ギリギリの時間に起きて慌しく仕度するのを、とっくに起きてメイクを直した私はぼんやり見つめながら、、、もう二度と此処へは来るもんかと誓った。

電車を乗り継いで1時間…家に着いたのは8時半。雨がうっとおしかった。
メールを入れる。
「ただいま」
5分後に返ってきた。
「おかえり(ぎゅっ)」

―先週の土曜日のお話。

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