優しい人は優しくされるとは限らないんだ。

仕事中に泣いた。
少しすっきりした。
私は他人に依存しすぎだと気がついた。

気がついた。
誰をも許す代わりに、誰もが私を許すべきだと錯覚している事に。

母に求められなかった温かみを今、よりによって今、求めようとしてるんだろうか。…見境なく。

みじめだ。
くるしい。
今日は一日が長かった。

何かあるごとに小言を言ってストレス解消するおばさんたちに。
とうとう私はプツンと、切れた。
昨日、きれいな満月を見たせいかもしれない。
泣くべきか、それとも怒るべきか。
薬のせいで鈍った感覚の中で考えて。
そして、切れた。
「はいはい、それでいーですよ」
「はぁ、わけわからんわ」
「もういーです。」

普段使ったことのない皮肉をばんばんだした。
怒りオーラをだしまくった。
…
作業場が今日ほど重くなった日はない。
しばらくしてそして、今度は悲しくなった。
だから泣いた。
「お手洗いに行ってきます」
そういってトイレで泣いた。

…。
優しさは人につけこまれる。
わたしが学んだのはそれだった。
責任とか、お叱りとか、とばっちりとか、残業とか、やり直しとか、手直しとか、謝罪とか、罪悪感とか…
弱みをたやすく見せると人は遠慮なくつけこんでくる。
やさしくするからやさしくして。
…甘い考えだと思った。
そうするべきだと憤慨する私は幼い。
頑固だと人は笑う。

そうなのか？と思う。
疑問は浮かびそして納得はできない。

月曜日が来ないでほしい。
私はきっと昨日とは比較にならないくらい、独りになってしまう。
でも、我慢の限界だった。使いっぱしりにあくせくする毎日、は。
つかれた、よ………