立ち乗りデンジャラス

今日はかつてないほどにエキサイティングでスリリングな、一日でした…いや、本当。
日曜日。グッ○ウィルさんの紹介したお仕事で電車を乗り継いで、とある運送会社で伝票整理の仕事を、したんですよ…
内容自体は別にいいんですけど…一緒に組んだおばさんが。
すごかった……
自分で染めたらしき金髪ってとこで気づくべきでした。
愛想良くしてたら彼女、しゃべるしゃべる自分の過去を…
バツイチで息子が2人、子に関しては奔放主義とか警察沙汰になったとか、父親の暴力とか…自慢げに。んががが。何、この、波乱万丈な人生…
しまいに仕事終了間際、上目遣いで（うわぁ…）「自転車乗せたげるから一緒に帰らへん？」阪急、地下鉄、と乗り継いでやって来た私とちがって自転車で通える場所に家があるこのおばさん、最寄りの阪急の駅まで自転車で送ってくれるつもりらしく。
わーっ。地下鉄代浮く！？ラッキーとばかりにうなづいた私が、あほ、ばか、まぬけでした……

仕事終わってさぁ、「乗って」と言われ自転車の後ろに向かうと…
…？荷台がありませんよ、この自転車。なんか足を乗せるでっぱりはありますけど…？とりあえず足をかけてみて、おばさんの肩に手を置いてみて…あの…座る所は？「行くよー」え？ええ？…まさか。　

立　ち　乗　り　！！！？？？

こわかった。すっごいこわかったです（マジで）

しかも目立つ。誰かとすれ違うたび、さっと目を逸らす私がいました…。は、恥ずかしい…ッッ
途中で迎えに来たらしき息子さん（二十歳）が自転車で合流しました。
オールバック。金髪。ダボパン。日焼け。
………。
なんか大声で会話してます。
…ううん、罵り合ってます。親子で。
「頭をシェイクするぞこら」
…お母さんのセリフです。
クラクラしました。自分でもおかしいと思えるくらい愛想笑いを始終浮かべてその場を取り繕ってました。視線は虚空をさまよって。猛烈に帰りたかったです。
しかして駅まで一時間。ずぅっと立ち乗り…
「〜買ってや。〜買えや」
息子さん始終母親にねだりまくりです。
犬が欲しいとか安いところで、喉かわいたジュースとか。
つか、仕事終わって疲れきってるの見てわからないのか…？
なんか、別の世界に飛んでる心地でした…私は空気、空気よ…
「大丈夫？さっきからしゃべってないけど〜」
「…大丈夫です。ちょっとしがみついてるのに精一杯で…立ち乗りなんて初めてで…」
「え？立ち乗りした事ないん！？（すごい驚いてた）」

…なんでそんな驚くんですか。（フラフラ）
結局、駅前に着いた頃には汗だく。足の裏はズキズキ…
…こんな状態で電車乗るんか、となかばあきらめながらも自転車降りて。
「今日はありがとうございました。またご一緒する事があったらよろしくお願いします。（建て前。）」
「あ、そうだ。じゃあ、電話番号教えてくれる？」
「あ、はい…（条件反射）」

……………今、携帯代払えないから止められてるけど、来週あたり電話できそう、だってさ。
…あの、幾つですかあなた…
押しに弱い私は呆然としながら…帰りました、とさ。
うわぁぁぁぁぁぁ、着信拒否だ！
出るもんか！！あんなに息苦しい雰囲気は二度とごめんだぁぁぁぁぁぁ

疲れた…作業以上に、疲れた…
眠いよパトラッシュ…おやすみ、パトラッシュ…
明日からまた仕事だよ…
ふふ、はは………なんで番号教えちゃったんだろう、私はバカだ…